中高年登山教室に参加
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 9月11日の土曜日から週1回の講義で10月9日まで計5回受講する中高年向け登山教室をうけました。登山の基礎知識を一から学びました。
 最初の2回は座学の講義です。第1回目は山歩きに必要な装備と使い方と山での環境問題(ゴミの問題)です。第2回目は山での地図の読み取り方とコンパスの使い方と観天望気法と歩き方を学びました。
 装備については靴・雨具・ザックは専門店での購入が必要です。弁当又は行動食・水筒・非常食・地図・磁石・手袋に、日帰りであってもヘッドランプ・救急薬品・レスキューシートを持って行くべきです。
 コンパスの使い方は最初とまどいましたがすぐになれてうまくできるようになりました。昔のやり方とは違って地図の現在地と行く先をコンパスの全体の矢印にあわせます。次は真ん中のリングの中にある北向きの赤い矢印をあらかじめ地図に引いていた磁北線にに合わせたらコンパスを地図から放し胸の前でコンパスの全体の矢印を目の前の方向に向け後はリングの中の赤い矢印とコンパスの北とをあわせるように体の向きを変えるとコンパスの全体の矢印向きが自分が行きたい進行方向となるというものです。
 
 前置きが長くなりましたが、本題はこれからで第3回目は実践山歩き遍でいつもの時間に集合してストレッチ体操を入念にしていよいよ出発です。最初は急な登りでしかも歩き始めなので少しはゆっくりと歩くのかなと思っていましたら、間が空くととにかく詰めてくださいと前へ前へとせかします。やっと30分で第一のピークに着くと休憩は5分キッチリで出発です。次のピークへも急な登りをハイピッチで登ります。このころから私の体に変調をきたして心臓がどきどきして、いくら大きく息を吸っても息苦しくなってきました。丁度眺めの良いところに来まして、時間も昼になっていましたので昼の休憩かと思っていましたら、予定は次のピークなのでお昼が遅くなりますが、5分の休憩で出発しますとのことでした。ここから下りになりますのでこの間に調子を整えることが出来るかと思いながら下っていきましたが、下りにかかっても息苦しさは少しは和らいだように思いましたが吐き気の方が段々ひどくなって来ました。下りきったところでトイレ休憩となりましたが、私はベンチに座り込んで吐き気を抑えるのがやっとでした。これから登りになり次のピークで昼食ですがもうこれ以上私には登れません。リーダーに気分が悪いからとリタイヤを告げました。

 リーダーは調子の悪いときは誰にでもありますよといってくれましたが私には分かっていました。私の山での歩き方がこの登山教室の歩き方について行けない位私の体力が落ちていたのです。一部の人は汗をビッショリとかいている人もいたようですが私のように気分が悪くなった人はいなかったようです。

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